私が最近思うこと【みんなは看護が嫌い?】

ブログを始めたと同時にTwitterも始めたのですが、主にブログ・看護・留学に関連している方をよく見させてもらっています。その中で、新人看護師さんのアカウントはもれなく皆さん病んでいるんですよね。「泣きながら仕事した」「なんでこんな思いしないといけないのか」「新人なのにそこまで求めるの?」って。それを読みながら、私も新人の頃を思い出すんです。
うまく言葉にできないけれど、少し思うことがあるので書いてみます。
初めて社会人として働き始めて、右も左もわからない中、目が回るように一日が終わる。看護師になったけど、まだその自覚も曖昧で、患者さんに何か聞かれたときに、うっかり「看護師さんに聞いてみますね」って言いそうになるくらい。常に緊張して、シャドーイングでくっついて歩くだけで疲労困憊って感じでした。
それでも看護師免許をもらって、実習ではなくて、病棟で先輩と一緒に働けることが純粋に嬉しくて、新しいことを覚えることが楽しかった記憶があります。うまくできない自分に落ち込んだり、理不尽に怒られたり、インシデントを連発したり、そんなこともたくさんありました。仕事中に泣いたこともたくさん。
私は自分のことで精一杯だったから気にならなかっただけかもしれないけれど、今の新人さんは、周囲に対して怒りを感じるんだな、と驚くこともあります。
Twitterでつらいって見るたびに、「私もそうだったよ」ってコメントしたくなるけど、そういうコメントには「自分がそうだったからって同じ思いをさせようとするのはよくない」「環境が悪い」みたいなコメントもつくんですよね。
そういう流れをみて、私は不思議に思います。
働いているときって、そもそもそんなに周囲に怒りを感じてたかな?同期同士では、「あの先輩の指導が苦手だ」とか、「こうやって怒られたけど、私悪くなくない?」とか愚痴りながら励ましあっていたけど、先輩方のことは尊敬してたし、忙しすぎて、周囲にどう思われてるかを気にする余裕もなかった。先輩から「つらいこともあるけど、乗り越えられるよ、楽しくなるよ、看護師になってよかったと思う日が来るよ」って励まされたら、素直にそういう日が来るといいなって受け入れられていた気がします。
私もそうやって伝えたいだけなのに伝わらないものなんだな、としみじみ思っています。この伝わらない感じが価値観の変化なんでしょうか?自分の選択で環境を変えたときに周囲に怒りを向けることは良い傾向なのでしょうか?私は最近よくわからなくなっています。
ただ気持ちを吐き出したくてツイートしているだけならそれでいいし(むしろ安心)、その環境が自分に合わないと思うなら辞めたって転職したっていいと思う。
それでも新人さんが、看護の楽しさを感じられないまま無意味な日々を過ごしてるって感じているなら、何かしてあげられないだろうかって思ってしまうのです。
みんな看護師を目指したから今働いているんですよね。お金だったり、人のためになりたいだったり。理由はなんであれ、楽な仕事と思ってなった人はいないはずです。もともと利他的な精神の人たちなんだろうと思います。
給料が、委員会活動が、研究が、お局が・・・・って職場への不満もあるだろうけど、新人さんには、周囲への怒りばかりでなく、自分の看護にも心を寄せてほしいなと思う今日この頃です。先輩たちは、色々思いながら看護師を続けてその姿になっただろうから、私はとやかく言いません。大人だしね。
でも新人さんはまだまだフレッシュでこれから色んなことを吸収していくとこだから、どす黒い感情だけで日々を過ごすのはもったいないなと思うのです。
せっかく看護師として働き始めたんだから、看護の楽しさを感じてもらいたいと思う。環境だけで看護を嫌いにならないで欲しいと思う。
Twitterに書いたら、それを読んで余計しんどくなって傷ついちゃう人がいるかもしれないから、ひとりごとにしてみました。誰か共感してくれる人はいるだろうか。

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