【副詞(adverbs)の位置】ハリーポッター英語6日目

 

副詞は文のあちこちに置かれますよね?とても自由度が高い言葉だからこそ、使うときに迷っていまします。そこで、今日は副詞について勉強しようと思います。

副詞とは

まず、副詞とは何者でしょうか。ロイヤル英文法によると、「動詞、形容詞、副詞、名詞、句、節、または文全体を修飾する語を副詞という」と記載されています。Evergreenでは、「動詞や形容詞などを修飾し、様態、場所、時、頻度、程度などを表す。」としています。

つまり、副詞とはいったい何でしょう…?何でも屋のようですね。
基本的には以下のようにまとめることができそうです。

名詞以外の動詞・形容詞・副詞・文を修飾する語句

形容詞に-lyをつけた形のものが多い

「様態」「場所」「時」「頻度」「程度」を示す

厳密には、形容詞句の名詞を副詞が修飾したりということもあるので、名詞も修飾できるということになるようですが、基本的には名詞を修飾するのは形容詞なので、まずは上記のように理解しておけば良いでしょう。

参考書籍:【徹底例解ロイヤル英文法改定新版:徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版 | 旺文社 (obunsha.co.jp)
【総合英語 Evergreen:総合英語 Evergreen | いいずな書店 | 英語副教材 | 株式会社いいずな書店 (iizuna-shoten.com)

副詞を置く位置について

「様態」「場所」「時」「頻度」「程度」などの副詞の種類、文の作りや修飾したいものによって、副詞の位置は変わります。

①「様態」「場所」「時」

■「様態」(fast / well / happiliyなど、動作がどのようなものかを説明するもの)
・動詞が自動詞の場合は、その直後に置きます。
・動詞が他動詞の場合は、目的語の後に置きます。
・助動詞+動詞の場合は、助動詞の後に置きます。

■「場所」(here / there / nearなど)
・場所の副詞が複数ある時は、小さい順に先に置きます。

■「時」(now / then / yesterdayなど)
・文尾に置くことが多いものですが、文頭に置くこともできます
・小さい順に先に置きます

SVO+「様態」+「場所」+「時」の順を覚えましょう。

②「頻度」「程度」

■「頻度」(always / often seldom neverなど)
・一般動詞の前、be動詞・助動詞の後ろが原則です

■「程度」(almost / hardly / veryなど)
・be動詞/助動詞を修飾する場合はその後ろに置きます
・一般動詞/形容詞/ほかの副詞を修飾する時は、その単語の前に置きます

・S +be/助+「程度」「頻度」
・「程度」「頻度」+修飾する語

③文全体を修飾するとき

文全体を修飾する時は、文頭に置いてコンマをつけます。

文尾に置いて、副詞の前にコンマを入れることもあります。

ハリーポッターで副詞をみてみよう

最後に、ハリーポッターで簡単に副詞の確認してみましょう。

After all, they normally pretended she didn’t have a sister.
(結局、彼らは、彼女に姉妹はいなかったように普通に振舞った。)

この場面は、色々な奇妙なことに遭遇したダーズリーおじさんが、ペチュニアおばさんに、お姉さんから何か連絡がなかったかと聞いた直後のシーンです。

【after all :結局】は、文頭に置いてコンマをつけて、they以下の文を修飾しています。一方、【normally:ふつうに】は、漠然と頻度を表す副詞に分類され、一般動詞であるpretendを修飾するために、直前に置かれています。

副詞を置く位置のまとめ

副詞の位置のまとめ
■一般動詞(自動詞)の場合:
S+「程度」+「頻度」+V(自動詞)+「様態」+「時」+「場所」
■一般動詞(他動詞)の場合:
S+「程度」+「頻度」+V(他動詞)+O+「様態」+「時」+「場所」
■be動詞の場合:
S +be動詞+「程度」「頻度」「様態」+「場所」+「時」
■助動詞の場合
S+助動詞+「程度」「頻度」「様態」+(一般動詞)

今日もお疲れさまでした。形容詞と副詞を使えるようになったら、ライティングが楽しくなりそうですね。

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